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胆石ってどうしたらいいの?

胆石ってどうしたらいいの?

偶然に見つかってしまった胆石、突然の腹痛で見つかった胆石。いったいどうすればいいの?とお悩みの方へ。

1) 胆石治療の考え方

胆石とは胆のう内にコレステロールやビリルビンを成分とする石ができた状態です。
この結石によっておなかが痛んだり肝機能障害を引き起こしたりすると、いよいよ治療をすすめることになります。その場合結石の数や大きさ、結石成分、そして患者さまの年齢や全身状態を考慮して治療法を選択します。

それではもしも無症状であったらどうしましょう。健康診断やほかの病気でお医者さんにかかったときに偶然に発見される事も多く、「静かな石、silent stone」と言ってそのまま経過を見ている方もいるのですが、このような無症状の患者さまであっても治療を行うことがあります。
例えば海外に長く出掛けるビジネスマンが出張中に発作が出るのを嫌って予防的に手術を希望されたり、国際線パイロットが手術を受けるというようなケースです。
中には今後の人生に負の財産(胆石発作出現の恐怖など)を持って生きることを嫌い腹腔鏡手術をしてくれという方もいます。つまり胆石の治療は患者さまの生活環境や人生観によっても適応が変わるものなのです。

2) 治療法の選択

治療にはどのような方法があるのでしょうか。
一般的に行われている方法を『表1』にまとめておきました。さてこの中からどれを選択するか。患者さまのお気持ちとしてはなるべく痛くない方法、コストのかからない方法、時間のかからない方法などいろいろ希望があると思います。しかし症状がある場合には結石を取り除ける方法を選択することが重要です。腹腔鏡下胆のう摘出術は開腹手術の多くのデメリットを解消した方法として、多くの病院で採用されている方法です。
『表2』は開腹手術と腹腔鏡下胆のう摘出術との簡単な比較です。以前に腹部手術を受けていたり、胆のうの炎症が強くて剥離が難しい患者さまには開腹手術が適していますが、そうでなければ腹腔鏡手術が体に優しい方法とお伝えしています。

以上胆石についての考え方や治療方法について簡単にご説明してきましたが、良性疾患である胆石の治療で命に関わるような危険な目や後遺症に悩むことほど不本意なことはございません。もしあなたが胆石について悩んだときにはインターネットや健康本の一般知識のみで判断せず、消化器外科医に一度ご相談することをおすすめします。

セカンドオピニオン(※)などを活用し、患者さま一人ひとりに合った手術を受けていただきたいと思います。


※セカンドオピニオン (第二の意見)
診断や治療法の説明を受けた医師と違う医師に意見を求めること。単に治療法の問題だけではなく欧米では患者さまの権利を守るためにも行われている。

表1

  飲み薬による結石溶解療法 衝撃波による結石破砕療法
(ESWL)
手術
胆石の種類 コレステロール
大きさ2cm以下
コレステロール
大きさ3cm以下
3~4個以下
すべて
結石の消失率 20% 70% 100%
保険適応 あり あり あり
治療期間 3カ月~1年以上 治療回数として1回~10回 4日~10日
痛み なし 軽度あり あり
入院 不要 ほとんど不要 必要

表2

  腹腔鏡下胆のう摘出術 開腹胆のう摘出術
入院期間 4~7日 6~10日
手術創の大きさ 小さい(1~3cm) 4カ所
数は多いのですが小さいので目立ちません。
大きい(7~10cm) 1カ所
痛み 弱い
術後早めに動くこともできます。
強い
起き上がることがつらいことがあります。
食事開始 翌日から可能 ほぼ翌日から可能
歩行 当日から可能 翌日から可能